子供の日焼け止め!落とし方は?
今では、赤ちゃんから使える「子ども用の日焼け止め」が売っていますが、日焼け止めの成分は肌にいいわけではありません。
日焼け止めには、「紫外線吸収剤・紫外線散乱剤を使用したもの」と「紫外線散乱剤のみを使用したもの(ノンケミカル処方)」があります。
日焼け止めが肌に悪いといわれるのは、この2つの成分で、主に紫外線吸収剤がよく言われています。
紫外線吸収剤とは?
(t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン・メトキシケイヒ酸エチルヘキシル・ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル・オクトクリレン・オキシベンゾン)
肌の表面上で化学反応を起こして紫外線を吸収し、熱や赤外線などのエネルギーに変えて放出することで、メラニンが作り出されるのを防ぎます。
肌の状態によっては、放出される時の熱や、化学反応そのもの、化学反応で変化してしまった物質などで、肌荒れや肌トラブルを起こしてしまうこともあるようです。
紫外線散乱剤とは?
(酸化チタン・酸化亜鉛・酸化セリウム)
肌の表面を粒子で覆い物理的に紫外線を反射・散乱させることで、細胞に紫外線が吸収されてメラニンが作り出されるのを防ぎます。
散乱剤は主に白色顔料で粉体のため、皮脂を吸収しやすく乾燥を感じたりすることもあるようです。
日焼け止めにはこういった成分も含まれているので、きちんと落とせているのか心配になりますね。
きちんと落とせていないと、肌トラブルにつながりかねません。
大人のようにクレンジング洗顔でしっかりと顔を洗えればいいのですが、子どもはそうはいきませんよね。
子供の日焼け止めを落とすには、以下の3つの方法があります。
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それぞれについて、解説していきます。
お湯と石鹸で洗顔する
まずは、基本的な落とし方です。
この方法は、乳幼児のお顔でも大丈夫ですので、実践してみてくださいね◎
1.ぬるま湯で濡らした柔らかいタオルまたはガーゼで2~3度顔全体を拭く
乳幼児の肌はとてもデリケートです。
よく言われるのは、”お豆腐を扱うように”です。
ゴシゴシと擦ることなく、まずは、柔らかいタオルやガーゼで、やさしくやさしく拭ってあげてください。
2.しっかり泡立てた石鹸で顔をマッサージする
次に、石鹸をしっかりと泡立てます。
泡で出るタイプの石鹸を使うと便利です◎
泡を、おでこ・鼻の頭・両ほっぺにのせて、指の腹でくるくるとマッサージしていきます。
石鹸が目に入らないように注意しましょう。
3.お湯で濡らしてしぼったタオルまたはガーゼで拭き取る
最後は、拭き取りです。
柔らかいタオルやガーゼをお湯で濡らし、しっかりと絞ります。
そして、石鹸の泡がなくなるように拭き取っていきます。
泡がなくなるまで、何度もタオルを洗いながら繰り返し拭きます。
顔に水がかかっても平気であれば、最後に直接ぬるま湯をかけて洗い流します。
※石鹸の成分が残っていても、肌トラブルにつながってしまう可能性があります。
石鹸もしっかりと落としましょう。そのためにも、石鹸をしっかりと泡立てることがポイントになります。
ベビーオイルを使う
ウォータープルーフタイプの日焼け止めには、ベビーオイルを使って落としてあげましょう。
また、お湯と石鹸だけでは、しっかり落とせていないという場合にも効果的です。
大人のクレンジングオイルの代用として、
子供には、ベビーオイル(ベビー用乳液でもOK!)を使います!
1.ベビーオイルをやさしく肌になじませる
2.ぬるま湯で濡らして絞った柔らかいタオルまたはガーゼで拭き取る
3.先ほどの「お湯と石鹸で洗顔する」3ステップで洗顔する
※工程が長いですので、ベビーオイルを使った1.2.の工程は、入浴前に行ってもよいでしょう。
テレビを見せながら、また、お母さんの膝の上でごろんとさせながらなど、子どもがリラックスできる状態で行うとスムーズです◎
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